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森のようちえん ねっこぼっこ

Posted on 7/15/2010 at 6:18:39 PM

森のようちえん ねっこぼっこ  織田 敦子

我が子のために自然の中で過ごしたいと願い始めて10年。
本腰を入れて自主保育を始めて7年目になります。
ねっこぼっこの卒園児はようやく15名になりました。
送り出すひとりひとりの子どもたち、ここで過ごす1年1年の重みがあります。

『ねっこぼっこ』は、園児集めも運営もまだまだ課題だらけ・・・・

『森のようちえん ねっこぼっこ』の始まりは、かつて普通の幼稚園・保育園で働いたことがあり30代で母になった私が、「子どもをどんな環境で育てたいか?」と真剣に考えていた時、ふと思い起こされたのが幼い頃山で過ごした心地よい記憶でした。


我が母が育ててくれたように、私も我が子を「自然の中で育てたい」と思い息子のために自然の中で活動する育児サークルを立ち上げ、自然の中で仲間と共に育ち行く息子たちの姿を目にして、「このままここで育てたい」と願い森のようちえんを立ち上げました。
特別何の知識がなくても、母だからできたんだと思います。

ここを巣立っていった我が子たちは今年小学校5年生と2年生になりました。
小学校入学に関して個々の問題はありましたが、森のようちえんで育ったことが問題になることは少なかったように思います。
むしろ巣立っていった我が子たちは、「だって 森のようちえんだもん!」と何の根拠もない彼らの自信になっています。
送り出した子どもたちの輝く眼を見ていると、私も心の底から大丈夫だと思えるから不思議です。
子どもたちは仲間の人数が少ないからでしょうか、子ども同士だけでなく子どもといろんな大人の関係も深くなり、卒園後もみんな家族のような絆でつながっています。
卒園後の子どものたちの関わり成長が見えることも嬉しいことです。

森のようちえん活動は毎日かわいい子どもたちと楽しく過ごせることが至福のひと時。
しかし良いことばかりではなく、日々の保育と運営を管理することは、自分が日々暮らしていく中で家族のために心をこめて行いたい家事と子育てもあり、全てをこなし乗り越えていくことはかなりハードです。楽しくて大好きだから続けられるこの仕事であります。

続けていく中で、大変だったのは出産・流産。
育児サークルを立ち上げ後に妊娠と出産、森のようちえん2年目に流産と疾患と治療。
4年目に念願の出産を経験しましたが、体力・気力・思考力的に辛く、あまり丈夫ではない私の体にはかなり堪えました。
それでも細々と『ねっこぼっこ』が続いてきたのは、ねっこぼっこを支え、影日向になってくれた仲間たちみんなのおかげだと思っています。
今でも言葉では表せないほどの感謝の気持ちで一杯です。


また子育て真只中のお母さんたちの活動であるので、「持ちつ持たれつ」「お互い様」の関係・絆をつくっていくことが重要ですが、それを築くことは簡単なことではありません。
個々に本来力はあっても、忙しい子育て中なので今だけできないことが多々あります。
どうしても平等な力の配分にはなれないし、お願いすることに引け目を感じてしまうこと、引き受ける仕事の量の差があること、みんな違う価値観を持っていることに違和感を抱いてしまうこともあります。
その上子どもが風邪でもひいたら、母親自身もいつもいつでも体も心も元気ではいられなくなります。
私たちは、大事な我が子のために、いろんなお母さんたちと共に力をあわせて、助け支えあい、待ったり、待ってもらったりする関係を大切にしたいと思っています。
全国森のようちえんフォーラム(長野・愛知)の當眞千賀子先生の「コニュミティの力」の分科会で教えてくださった「大人は、枠が決まっていないことへ臨機応変に対応する事は難しく、森のようちえん活動は大人にとって成長できる絶好の場」という言葉を痛感しています。
そして、自主保育の醍醐味はここにあると私は感じています。


心豊かに過ごせるのも、「森のようちえん」のおかげ。
『ねっこぼっこ』に心を寄せてくださるみなさんに感謝して・・・・
これからもずっと「森のようちえん」と共にあり続けたいと夢みています。

Posted on 木曜日, 7 月 15th, 2010 at 6:18 PM In 森のようちえん